「自分の市町村はどうなの?」にお答えします
「うちの子の学校のトイレには、生理用品が置いてあるのかな?」
そう疑問に思ったことがある方に向けて、2026年現在の沖縄県内の設置状況をまとめました。
沖縄県内41市町村のうち、30市町村(73.1%) で、何らかの形で学校トイレへの生理用品設置が進んでいます。
市町村単位で見る、3つの状況
2026年9月現在の沖縄県内小中学校への設置状況
✅ 市町村として予算化:16市町村
豊見城市・那覇市・南城市・宜野湾市・沖縄市・糸満市・名護市・西原町・嘉手納町・八重瀬町・南風原町・東村・北中城村・読谷村・国頭村・今帰仁村
これらの市町村では、教育委員会や議会を通じて予算が確保され、学校単位ではなく市町村単位で継続的な設置が行われています。一度予算化されると、担当者が変わっても仕組みとして残り続けるため、私たちが目指す「5年後・10年後も続く形」に最も近い状態です。
🏫 学校単位で設置:14市町村
浦添市・うるま市・石垣市・宮古島市・与那原町・本部町・金武町・北谷町・中城村・宜野座村・恩納村・伊江村・久米島町・武富町
これらの地域では、私たちの初期設置サポートを通じて、個別の学校単位で設置が進んでいます。予算化には至っていないものの、実際に生理用品が置かれている学校は着実に増えています。
❌ 未設置:11市町村
与那国町・大宜味村・粟国村・渡名喜村・座間味村・渡嘉敷村・南大東村・北大東村・伊平屋村・伊是名村・多良間村
これらの多くは離島の自治体です。訪問のハードルが高いことに加え、学校数自体が少ないため優先順位が後回しになりがちな地域でもあります。
県全体で見ると、どこまで進んでいる?
2024年度、沖縄県議会定例会で行われた一般質問に対し、県教育委員会からこんな回答がありました。
- 小学校:256校中140校で設置(54.6%)——前年より5.9%増
- 中学校:143校中89校で設置(62.2%)——前年より3.1%増
- 高校:59校中21校で設置(35.5%)——前年より3.4%減
小学校・中学校では、着実に設置率が伸びています。
ただ、高校だけは前年より減少していて、義務教育を終えた後の生徒へのケアが手薄になりやすい実態も見えてきます。
そして、忘れてはいけないのは、裏を返せば、まだ半数近くの学校の子どもたちが困っているということです。
なぜ、こんなに差があるのか
同じ沖縄県内でも、市町村によって進み方に大きな差があります。この差を生んでいるのは、主に3つの要因です。
- 議員・行政との連携の有無——議会で一般質問として取り上げられるかどうかで、予算化のスピードが大きく変わります
- 離島かどうか——訪問のしやすさが、設置サポートの進みやすさに直結しています
- 教育委員会の理解度——「教育的損失」という視点での理解、市町村の予算配分の問題もあります。
100%になるまで、あきらめません
私たちは、この差を埋めるために、議員への相談・教育委員会への訪問・アンケートを通じたデータの可視化を続けています。
まだ設置されていない11市町村、特に離島エリアについては、今後の大きな課題です。それでも、設置した学校の子どもたちから届く「助かった」という声が、活動を続ける一番の原動力になっています。
まとめ
沖縄41市町村のうち、30市町村(73.1%)で設置が進んでいます。ただし、その進み方には「予算化済み」「学校単位」「未設置」という3段階の差があり、特に離島エリアでは課題が残っています。
自分の住む市町村がどの状況か、ぜひ確認してみてください。すでに予算化されている情報などございましたら、教えていただけると助かります。また、もし「うちの学校にはまだ設置されていない」という場合は、養護教諭・保護者・地域議員など、どなたからでもお気軽にご連絡ください。
私たちの活動にご興味を持っていただけましたら、ぜひ支援・寄付するページもご覧ください。


